仮面ライダーゼロワン』（かめんライダーゼロワン、欧文表記:KAMEN RIDER ZERO-ONE）は、2019年9月1日からテレビ朝日系列で毎週日曜9:00 - 9:30[1]（JST）に放送されている特撮テレビドラマ作品[2]、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。
キャッチコピーは、「令和仮面ライダー元年」「世界最強の社長はただひとり！オレだ！
概要
令和年間に入って最初の仮面ライダーとなる[1]本作品では、新時代の到来にふさわしいものとして人工知能（AI）がテーマに掲げられている[2]。
またAIの影響を受ける様々な「仕事」の世界を各話の舞台とし、その環境下で生まれる悪と、AI企業の社長となった主人公との人工知能技術を巡る戦いを描く中で、仕事をする上で重要な「夢」と「情熱」の素晴らしさを子供たちに訴えていくことが、本作品では志向されている[1][2]。
平成とは切り口を変えるため、スーツデザインにおいてもアクションを優先した造形となっている[3]。
仮面ライダーシリーズ恒例の次回予告中に「この番組はフィクションです」のテロップは存在する。
登場人物
仮面ライダーの変身者
飛電 或人（ひでん あると） / 仮面ライダーゼロワン
本作品の主人公。22歳[3]。父の其雄を笑顔にさせることを目標にお笑い芸人アルトとして活動していたが、お笑いのセンスはなく、まったく売れなかった。その後、祖父の是之助の遺言状から飛電インテリジェンスの2代目代表取締役社長に任命されるが[3][4]、1度はこれを断る[ep 1]。だが、遊園地くすくすドリームランドの営業先でヒューマギアの腹筋崩壊太郎がベローサマギアとなったことから、それを止めるためにイズから飛電ゼロワンドライバーを受け取り、仮面ライダーゼロワンに変身し、マギアを倒したことで支配人を始めとして多くの人々が笑顔になったことから、社長になることを決意する[ep 1]。
AIロボの対極として、感情豊かなお笑い芸人として設定された[3]。
不破 諫（ふわ いさむ） / 仮面ライダーバルカン
26歳[3]。A.I.M.S.の隊長[3][5]で、仮面ライダーバルカンに変身する。射撃などの戦闘能力には優れているが、唯阿の指揮を無視してA.I.M.S.ショットライザーを持ち出すなどの単独行動を起こす[ep 1]。
12年前、ヒューマギアの運用実験都市で起こった爆発事故デイブレイクに巻き込まれたことでヒューマギアおよびそれを製造し、事故原因を隠蔽した飛電インテリジェンスを憎悪している[6]。
刃 唯阿（やいば ゆあ） / 仮面ライダーバルキリー
24歳[3]。A.I.M.S.の技術顧問[3]で、仮面ライダーバルキリーに変身する。A.I.M.S.ショットライザーの開発・メンテナンスなどを行う。
仮面ライダーシリーズでは初となる、番組開始時から登場する女性仮面ライダーに変身する人物である[7]。
仮面ライダーの関係者
イズ
本作品のヒロイン。秘書型AIアシスタントで、飛電インテリジェンスの社長秘書を務めるヒューマギア[3]。或人のギャグの詳細について解説するため、彼からは嫌がられている[ep 1]。
福添 准（ふくぞえ じゅん）
飛電インテリジェンスの取締役副社長[3]。副社長であることから、自身が2代目社長に就任すると確信し先代よりも大きな肖像画を用意していたが、是之助の遺言から或人が2代目社長に指名されたことを知り愕然とし、肖像画も即座に撤去された[ep 1]。
シェスタ
秘書型AIアシスタントで、飛電インテリジェンスの副社長秘書を務めるヒューマギア[4]。
山下三造（やました さんぞう）
飛電インテリジェンスの専務取締役[4]で、福添の側近[6]。
飛電 其雄（ひでん それお）
或人の父で、ヒューマギア。デイブレイクに巻き込まれて亡くなった。[ep 1]。
飛電 是之助（ひでん これのすけ）
或人の祖父で、ヒューマギアを開発した飛電インテリジェンスの創業者で、初代代表取締役社長。享年75歳[ep 1]。
ヒューマギアが悪用されることを予見して飛電ゼロワンドライバーを開発し、孫の或人を2代目社長に任命するよう遺書を残した[ep 1]。
滅亡迅雷.net
読みは「めつぼうじんらいネット」。本作品における敵組織で、人類滅亡を企むテロリスト集団のネットワーク[3]。ヒューマギアをハッキングによってデータ暴走させてマギア化させる[3]。
迅（じん）
滅亡迅雷.netの行動係[4]。
滅（ほろび）
滅亡迅雷.netの司令塔[4]。
仮面ライダー
仮面ライダーゼロワン
飛電或人が変身する仮面ライダー[3]。
ゼロワンという名称は、令和最初の仮面ライダーであることから、「令和（01（れいワン））」と仮面ライダー1号のダブルミーニングからきており、0と1が羅列しているデジタル世界で活躍する仮面ライダーであることや、企業ナンバー1の社長の仮面ライダーであるなど幾多の意味がある[8][3][9]。
変身ポーズの手の形はバッタの足をイメージしている[10]。
形態
ライジングホッパー
ライジングホッパープログライズキーで変身するゼロワンの基本形態[3][11]。
変身音声は「飛び上がライズ！ライジングホッパー！A jump to the sky turns to a riderkick.」。
優れたジャンプ力を持ち、脚部にある強化装置によって脚力を引き上げている[11]。
仮面ライダー1号同様バッタをデザインモチーフにしており、平成仮面ライダーシリーズに見られた「奇抜なビジュアル」の系譜として黄色の蛍光色が用いられている[8]。また、昆虫が単体でモチーフに選ばれるのは『仮面ライダーカブト』以来、13年ぶりとなる[5]。
フライングファルコン
フライングファルコンプログライズキーで変身するゼロワンの派生形態[11]。滑空能力を有しており、空中戦に長けている
ツール
飛電ゼロワンドライバー
ゼロワンが使用する変身ベルト。是之助によってヒューマギアをコントロールするために開発され、新時代セキュリティーシステムが内蔵されている[3][ep 1]。
ベルト右側の認証装置オーソライザーにプログライズキーをオーソライズ（スキャン）することで、キーのロックを解除。その後、展開したプログライズキーをベルトのライズスロットに装填することでキーの能力を変換反応させ、装着者に生物の能力を付加させる。
通信衛星ゼアと装着者の脳を無線接続させることで、ゼアとデータリンクさせる[ep 1]。
アタッシュカリバー[11]
ゼロワン専用の可変式武器で、アタッシュケースの状態から展開・変形することで「ブレードライズ！」の音声と共に剣となる[11]。
必殺技
ラインジングインパクト
ライジングホッパー時の必殺技。上空に跳躍した後に急降下しながらの飛び蹴りを浴びせる。オーソライザーにライジングホッパープログライズキーをオーソライズさせることで発動する。
カバンストラッシュ
カバンダイナミック
仮面ライダーバルカン
不破諫が変身する仮面ライダー[3]。
形態
シューティングウルフ
シューティングウルフプログライズキーで変身するバルカンの基本形態[3]。
仮面ライダーバルキリー
刃唯阿が変身する仮面ライダー[3]。
形態
ラッシングチーター
ラッシングチータープログライズキーで変身するバルキリーの基本形態[3]。
ツール
エイムズショットライザー
バルカンとバルキリーが使用する変身ベルトと専用拳銃のセット。唯阿によって管理され、A.I.M.S.に所属する隊員が使用する[3]。
アイテム
プログライズキー
本作品における仮面ライダーの変身用アイテムで、仮面ライダーへの変身などに用いられるデータ・アクティベイトキー[3]。あらゆる生物種のデータイメージライダモデルが保管され、各ドライバーに認証・装填することで仮面ライダーに変身することが可能となり、あらゆる能力が付加される[3]。
通信衛星ゼアによって、イズが分析した敵の戦闘データから敵に対する最適な対抗手段を構築し、そのデータを基に多次元プリンターによって製造される[6]。
ゼツメライズキー
ヒューマギアのマギア化に用いられるデータ・アクティベイトキー。
ゼツメライザーに装填することでキーに内蔵された絶滅種のデータイメージロストモデルが強制的に付加されることで暴走し、ヒューマギアをマギア化させる[6]。
用語
ヒューマギア
飛電インテリジェンスによって開発・運用された人工知能（AI）を搭載した人型ロボ[3]。共通して瞳の色が青い[6]。様々な性別や職業の人型の外見を取っているが、中身は機械である[3]。通信衛星ゼアによって制御され、耳部に特殊なヘッドデバイスを装着し、物体認識の技術によって対面する人物を認識し、自分で考えて行動し、搭載した自己ラーニング機能によってあらゆる仕事に特化したプログラムを組み込むことによって様々な仕事現場に派遣される[3]。
マギア
本作品における敵怪人。ヒューマギアが滅亡迅雷.netによってゼツメライザーを装着され、ゼツメライズキーを装填されることで暴走し、怪人化した姿[3]。絶滅種をモチーフとしているほか、共通して黒いボディを持ち、各個体固有の頭部と胸部の形状をとり、ラインのカラーリングも異なる[6]。
一度、マギア化すると元のヒューマギアに戻ることは出来ず、破壊するしか方法はない[6]。
戦闘員マギア[6]
本作品における戦闘員。マギアによってヒューマギアが有線接続され、暴走プログラムを強制的にインストールされ、マギア化した姿。
ゼツメライザー
滅亡迅雷.netが所有するベルト型デバイス。ヒューマギアに装着させてゼツメライズキーをゼツメライズスロットに装填することで、特殊な周波数を送り込みヒューマギアをマギア化させる。
シンギュラリティ
人工知能（AI）に自我が芽生え、人間を超越すること。
飛電インテリジェンス
インターネット関連事業を基本とし、AIの開発やロボティクス事業、AIロボの派遣業などのあらゆる分野を手がける日本最大手のAIテクノロジー企業[3]。実験都市計画を政府と協力して推進したことで、その功績によってヒューマギアの実用化が認められた[3]。
対人工知能特務機関A.I.M.S.（Artificial Intelligence Military Service[6]）
読みは「エイムズ」。内閣官房直属の政府によって設立されたAI犯罪を専門とする特務機関[12][3][6]。ヒューマギアが民間人に被害を及ぼす危険があると判断した場合、そのヒューマギアを廃棄する資格を持ち、それに関わるサイバーテロリストの捕獲権限も併せ持っている[3]。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
主演の高橋は、仮面ライダーシリーズの主演俳優では初となる21世紀生まれであり[13]、男子高生ミスターコン2017グランプリでジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身以外の主演は『仮面ライダードライブ』の竹内涼真以来となる[14]。
イズ役の鶴嶋は本作品が初演技となる[12]。
飛電或人 / 仮面ライダーゼロワン（声） - 高橋文哉[15][12]
不破諫 / 仮面ライダーバルカン（声） - 岡田龍太郎[15][12]
イズ - 鶴嶋乃愛[15][12]
刃唯阿 / 仮面ライダーバルキリー（声） - 井桁弘恵[15][12]
迅 - 中川大輔[15][12]
滅 - 砂川脩弥[15][12]
福添准 - 児嶋一哉（アンジャッシュ）[15][12]
シェスタ - 成田愛純[15][16]
山下三造 - 佐伯新[15][17]
マギアナ - 島本真衣（テレビ朝日アナウンサー）[18][19]
飛電其雄 - 山本耕史[20]
飛電是之助 - 西岡徳馬[20]
声の出演
ナレーション - 山寺宏一[15][21][12]
ザット - 日高のり子[15][21][12]
飛電ゼロワンドライバー音声 - メイナード・プラント、ブレイズ・プラント（MONKEY MAJIK）[22]
ゲスト
根津光国 - 金田明夫（1）[23]
腹筋崩壊太郎 - なかやまきんに君（1）[23]
係員ヒューマギア - 大谷優衣（1）
司会者[注釈 1] - 矢島八雲（1）[24]
幼いアルト - 中野遥斗（1）[25]
子供 - 梅垣然太（1）
お笑い芸人 - ランパンプス（1）
スーツアクター
主役仮面ライダーは、前作まで平成仮面ライダーシリーズで担当してきた高岩成二から、前作の仮面ライダーゲイツなどを務めた縄田雄哉に交代した[26]。
仮面ライダーゼロワン[26] - 縄田雄哉
スタッフ
原作 - 石ノ森章太郎[27]
脚本 - 高橋悠也[27][12][28]、筧昌也[29][27]
チーフプロデューサー - 井上千尋（テレビ朝日）[27][30]
プロデューサー - 水谷圭（テレビ朝日）、大森敬仁（東映）[27][30][31]
音楽 - 坂部剛[27]
撮影 - 倉田幸治
照明 - 斗沢秀
美術 - 大嶋修一
録音 - 遠藤和生
助監督 - 伊藤良一
制作担当 - 石切山義貴、吉川和也
編集 - 佐藤連
キャラクターデザイン - 田嶋秀樹（石森プロ）、小林大祐（PLEX）
カースタント＆コーディネート - 西村信宏（武士レーシング）
絵コンテ - 武藤聖馬
CG制作 - 特撮研究所
特撮コーディネーター - 中根伸治
特撮スーパーバイザー - 足立亨、中村充彦
視覚効果 - 日本映像クリエイティブ
VFXスーパーバイザー - 長部恭平
宣伝 - 渡辺章太郎
ラインプロデューサー - 佐々木幸司
アクション監督 - 渡辺淳（ジャパンアクションエンタープライズ）[27][32]
特撮監督 - 佛田洋（特撮研究所）[27]
監督 - 杉原輝昭[27][30][33]、中澤祥次郎[27]、柴﨑貴行[27]、山口恭平[27]
企画協力・監修 - 国立情報学研究所（NII）[27][34]
撮影協力 - 産業技術総合研究所[35]
制作 - テレビ朝日[27]、東映[27]、ADK EM[27]
音楽
主題歌「REAL×EYEZ」[36]
作曲 - J / 編曲 - DJ'TEKINA//SOMETHING / 歌 - J×Takanori Nishikawa
Jと西川貴教による「J×Takanori Nisikawa」が主題歌を担当する[36]。
第1話では挿入歌として使用され、キャストクレジットはアバンタイトル中に、スタッフクレジットは本編ラストにそれぞれ表示された。
キャッチコピーは、「令和仮面ライダー元年」「世界最強の社長はただひとり！オレだ！
概要
令和年間に入って最初の仮面ライダーとなる[1]本作品では、新時代の到来にふさわしいものとして人工知能（AI）がテーマに掲げられている[2]。
またAIの影響を受ける様々な「仕事」の世界を各話の舞台とし、その環境下で生まれる悪と、AI企業の社長となった主人公との人工知能技術を巡る戦いを描く中で、仕事をする上で重要な「夢」と「情熱」の素晴らしさを子供たちに訴えていくことが、本作品では志向されている[1][2]。
平成とは切り口を変えるため、スーツデザインにおいてもアクションを優先した造形となっている[3]。
仮面ライダーシリーズ恒例の次回予告中に「この番組はフィクションです」のテロップは存在する。
登場人物
仮面ライダーの変身者
飛電 或人（ひでん あると） / 仮面ライダーゼロワン
本作品の主人公。22歳[3]。父の其雄を笑顔にさせることを目標にお笑い芸人アルトとして活動していたが、お笑いのセンスはなく、まったく売れなかった。その後、祖父の是之助の遺言状から飛電インテリジェンスの2代目代表取締役社長に任命されるが[3][4]、1度はこれを断る[ep 1]。だが、遊園地くすくすドリームランドの営業先でヒューマギアの腹筋崩壊太郎がベローサマギアとなったことから、それを止めるためにイズから飛電ゼロワンドライバーを受け取り、仮面ライダーゼロワンに変身し、マギアを倒したことで支配人を始めとして多くの人々が笑顔になったことから、社長になることを決意する[ep 1]。
AIロボの対極として、感情豊かなお笑い芸人として設定された[3]。
不破 諫（ふわ いさむ） / 仮面ライダーバルカン
26歳[3]。A.I.M.S.の隊長[3][5]で、仮面ライダーバルカンに変身する。射撃などの戦闘能力には優れているが、唯阿の指揮を無視してA.I.M.S.ショットライザーを持ち出すなどの単独行動を起こす[ep 1]。
12年前、ヒューマギアの運用実験都市で起こった爆発事故デイブレイクに巻き込まれたことでヒューマギアおよびそれを製造し、事故原因を隠蔽した飛電インテリジェンスを憎悪している[6]。
刃 唯阿（やいば ゆあ） / 仮面ライダーバルキリー
24歳[3]。A.I.M.S.の技術顧問[3]で、仮面ライダーバルキリーに変身する。A.I.M.S.ショットライザーの開発・メンテナンスなどを行う。
仮面ライダーシリーズでは初となる、番組開始時から登場する女性仮面ライダーに変身する人物である[7]。
仮面ライダーの関係者
イズ
本作品のヒロイン。秘書型AIアシスタントで、飛電インテリジェンスの社長秘書を務めるヒューマギア[3]。或人のギャグの詳細について解説するため、彼からは嫌がられている[ep 1]。
福添 准（ふくぞえ じゅん）
飛電インテリジェンスの取締役副社長[3]。副社長であることから、自身が2代目社長に就任すると確信し先代よりも大きな肖像画を用意していたが、是之助の遺言から或人が2代目社長に指名されたことを知り愕然とし、肖像画も即座に撤去された[ep 1]。
シェスタ
秘書型AIアシスタントで、飛電インテリジェンスの副社長秘書を務めるヒューマギア[4]。
山下三造（やました さんぞう）
飛電インテリジェンスの専務取締役[4]で、福添の側近[6]。
飛電 其雄（ひでん それお）
或人の父で、ヒューマギア。デイブレイクに巻き込まれて亡くなった。[ep 1]。
飛電 是之助（ひでん これのすけ）
或人の祖父で、ヒューマギアを開発した飛電インテリジェンスの創業者で、初代代表取締役社長。享年75歳[ep 1]。
ヒューマギアが悪用されることを予見して飛電ゼロワンドライバーを開発し、孫の或人を2代目社長に任命するよう遺書を残した[ep 1]。
滅亡迅雷.net
読みは「めつぼうじんらいネット」。本作品における敵組織で、人類滅亡を企むテロリスト集団のネットワーク[3]。ヒューマギアをハッキングによってデータ暴走させてマギア化させる[3]。
迅（じん）
滅亡迅雷.netの行動係[4]。
滅（ほろび）
滅亡迅雷.netの司令塔[4]。
仮面ライダー
仮面ライダーゼロワン
飛電或人が変身する仮面ライダー[3]。
ゼロワンという名称は、令和最初の仮面ライダーであることから、「令和（01（れいワン））」と仮面ライダー1号のダブルミーニングからきており、0と1が羅列しているデジタル世界で活躍する仮面ライダーであることや、企業ナンバー1の社長の仮面ライダーであるなど幾多の意味がある[8][3][9]。
変身ポーズの手の形はバッタの足をイメージしている[10]。
形態
ライジングホッパー
ライジングホッパープログライズキーで変身するゼロワンの基本形態[3][11]。
変身音声は「飛び上がライズ！ライジングホッパー！A jump to the sky turns to a riderkick.」。
優れたジャンプ力を持ち、脚部にある強化装置によって脚力を引き上げている[11]。
仮面ライダー1号同様バッタをデザインモチーフにしており、平成仮面ライダーシリーズに見られた「奇抜なビジュアル」の系譜として黄色の蛍光色が用いられている[8]。また、昆虫が単体でモチーフに選ばれるのは『仮面ライダーカブト』以来、13年ぶりとなる[5]。
フライングファルコン
フライングファルコンプログライズキーで変身するゼロワンの派生形態[11]。滑空能力を有しており、空中戦に長けている
ツール
飛電ゼロワンドライバー
ゼロワンが使用する変身ベルト。是之助によってヒューマギアをコントロールするために開発され、新時代セキュリティーシステムが内蔵されている[3][ep 1]。
ベルト右側の認証装置オーソライザーにプログライズキーをオーソライズ（スキャン）することで、キーのロックを解除。その後、展開したプログライズキーをベルトのライズスロットに装填することでキーの能力を変換反応させ、装着者に生物の能力を付加させる。
通信衛星ゼアと装着者の脳を無線接続させることで、ゼアとデータリンクさせる[ep 1]。
アタッシュカリバー[11]
ゼロワン専用の可変式武器で、アタッシュケースの状態から展開・変形することで「ブレードライズ！」の音声と共に剣となる[11]。
必殺技
ラインジングインパクト
ライジングホッパー時の必殺技。上空に跳躍した後に急降下しながらの飛び蹴りを浴びせる。オーソライザーにライジングホッパープログライズキーをオーソライズさせることで発動する。
カバンストラッシュ
カバンダイナミック
仮面ライダーバルカン
不破諫が変身する仮面ライダー[3]。
形態
シューティングウルフ
シューティングウルフプログライズキーで変身するバルカンの基本形態[3]。
仮面ライダーバルキリー
刃唯阿が変身する仮面ライダー[3]。
形態
ラッシングチーター
ラッシングチータープログライズキーで変身するバルキリーの基本形態[3]。
ツール
エイムズショットライザー
バルカンとバルキリーが使用する変身ベルトと専用拳銃のセット。唯阿によって管理され、A.I.M.S.に所属する隊員が使用する[3]。
アイテム
プログライズキー
本作品における仮面ライダーの変身用アイテムで、仮面ライダーへの変身などに用いられるデータ・アクティベイトキー[3]。あらゆる生物種のデータイメージライダモデルが保管され、各ドライバーに認証・装填することで仮面ライダーに変身することが可能となり、あらゆる能力が付加される[3]。
通信衛星ゼアによって、イズが分析した敵の戦闘データから敵に対する最適な対抗手段を構築し、そのデータを基に多次元プリンターによって製造される[6]。
ゼツメライズキー
ヒューマギアのマギア化に用いられるデータ・アクティベイトキー。
ゼツメライザーに装填することでキーに内蔵された絶滅種のデータイメージロストモデルが強制的に付加されることで暴走し、ヒューマギアをマギア化させる[6]。
用語
ヒューマギア
飛電インテリジェンスによって開発・運用された人工知能（AI）を搭載した人型ロボ[3]。共通して瞳の色が青い[6]。様々な性別や職業の人型の外見を取っているが、中身は機械である[3]。通信衛星ゼアによって制御され、耳部に特殊なヘッドデバイスを装着し、物体認識の技術によって対面する人物を認識し、自分で考えて行動し、搭載した自己ラーニング機能によってあらゆる仕事に特化したプログラムを組み込むことによって様々な仕事現場に派遣される[3]。
マギア
本作品における敵怪人。ヒューマギアが滅亡迅雷.netによってゼツメライザーを装着され、ゼツメライズキーを装填されることで暴走し、怪人化した姿[3]。絶滅種をモチーフとしているほか、共通して黒いボディを持ち、各個体固有の頭部と胸部の形状をとり、ラインのカラーリングも異なる[6]。
一度、マギア化すると元のヒューマギアに戻ることは出来ず、破壊するしか方法はない[6]。
戦闘員マギア[6]
本作品における戦闘員。マギアによってヒューマギアが有線接続され、暴走プログラムを強制的にインストールされ、マギア化した姿。
ゼツメライザー
滅亡迅雷.netが所有するベルト型デバイス。ヒューマギアに装着させてゼツメライズキーをゼツメライズスロットに装填することで、特殊な周波数を送り込みヒューマギアをマギア化させる。
シンギュラリティ
人工知能（AI）に自我が芽生え、人間を超越すること。
飛電インテリジェンス
インターネット関連事業を基本とし、AIの開発やロボティクス事業、AIロボの派遣業などのあらゆる分野を手がける日本最大手のAIテクノロジー企業[3]。実験都市計画を政府と協力して推進したことで、その功績によってヒューマギアの実用化が認められた[3]。
対人工知能特務機関A.I.M.S.（Artificial Intelligence Military Service[6]）
読みは「エイムズ」。内閣官房直属の政府によって設立されたAI犯罪を専門とする特務機関[12][3][6]。ヒューマギアが民間人に被害を及ぼす危険があると判断した場合、そのヒューマギアを廃棄する資格を持ち、それに関わるサイバーテロリストの捕獲権限も併せ持っている[3]。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
主演の高橋は、仮面ライダーシリーズの主演俳優では初となる21世紀生まれであり[13]、男子高生ミスターコン2017グランプリでジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身以外の主演は『仮面ライダードライブ』の竹内涼真以来となる[14]。
イズ役の鶴嶋は本作品が初演技となる[12]。
飛電或人 / 仮面ライダーゼロワン（声） - 高橋文哉[15][12]
不破諫 / 仮面ライダーバルカン（声） - 岡田龍太郎[15][12]
イズ - 鶴嶋乃愛[15][12]
刃唯阿 / 仮面ライダーバルキリー（声） - 井桁弘恵[15][12]
迅 - 中川大輔[15][12]
滅 - 砂川脩弥[15][12]
福添准 - 児嶋一哉（アンジャッシュ）[15][12]
シェスタ - 成田愛純[15][16]
山下三造 - 佐伯新[15][17]
マギアナ - 島本真衣（テレビ朝日アナウンサー）[18][19]
飛電其雄 - 山本耕史[20]
飛電是之助 - 西岡徳馬[20]
声の出演
ナレーション - 山寺宏一[15][21][12]
ザット - 日高のり子[15][21][12]
飛電ゼロワンドライバー音声 - メイナード・プラント、ブレイズ・プラント（MONKEY MAJIK）[22]
ゲスト
根津光国 - 金田明夫（1）[23]
腹筋崩壊太郎 - なかやまきんに君（1）[23]
係員ヒューマギア - 大谷優衣（1）
司会者[注釈 1] - 矢島八雲（1）[24]
幼いアルト - 中野遥斗（1）[25]
子供 - 梅垣然太（1）
お笑い芸人 - ランパンプス（1）
スーツアクター
主役仮面ライダーは、前作まで平成仮面ライダーシリーズで担当してきた高岩成二から、前作の仮面ライダーゲイツなどを務めた縄田雄哉に交代した[26]。
仮面ライダーゼロワン[26] - 縄田雄哉
スタッフ
原作 - 石ノ森章太郎[27]
脚本 - 高橋悠也[27][12][28]、筧昌也[29][27]
チーフプロデューサー - 井上千尋（テレビ朝日）[27][30]
プロデューサー - 水谷圭（テレビ朝日）、大森敬仁（東映）[27][30][31]
音楽 - 坂部剛[27]
撮影 - 倉田幸治
照明 - 斗沢秀
美術 - 大嶋修一
録音 - 遠藤和生
助監督 - 伊藤良一
制作担当 - 石切山義貴、吉川和也
編集 - 佐藤連
キャラクターデザイン - 田嶋秀樹（石森プロ）、小林大祐（PLEX）
カースタント＆コーディネート - 西村信宏（武士レーシング）
絵コンテ - 武藤聖馬
CG制作 - 特撮研究所
特撮コーディネーター - 中根伸治
特撮スーパーバイザー - 足立亨、中村充彦
視覚効果 - 日本映像クリエイティブ
VFXスーパーバイザー - 長部恭平
宣伝 - 渡辺章太郎
ラインプロデューサー - 佐々木幸司
アクション監督 - 渡辺淳（ジャパンアクションエンタープライズ）[27][32]
特撮監督 - 佛田洋（特撮研究所）[27]
監督 - 杉原輝昭[27][30][33]、中澤祥次郎[27]、柴﨑貴行[27]、山口恭平[27]
企画協力・監修 - 国立情報学研究所（NII）[27][34]
撮影協力 - 産業技術総合研究所[35]
制作 - テレビ朝日[27]、東映[27]、ADK EM[27]
音楽
主題歌「REAL×EYEZ」[36]
作曲 - J / 編曲 - DJ'TEKINA//SOMETHING / 歌 - J×Takanori Nishikawa
Jと西川貴教による「J×Takanori Nisikawa」が主題歌を担当する[36]。
第1話では挿入歌として使用され、キャストクレジットはアバンタイトル中に、スタッフクレジットは本編ラストにそれぞれ表示された。
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