السبت، 7 سبتمبر 2019

レッドブルエアレース

レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ(英語: Red Bull Air Race World Championship)は、自身も選手として参戦していたピーター・ベゼネイが提案し、2003年にレッドブルの企画で始まった曲技飛行パイロットによるエアレースシリーズの総称。国際航空連盟公認のレースとなっている。

最高速度370km/h、最大負荷10Gにおよぶ過酷な空中タイムトライアルの連続でイベントが構成され「空のF1」とも形容される。厳しい競技環境に耐え得る強靭な肉体と、飛行機を正確に操る技術力・集中力が要求される競技であり、曲技飛行の国際選手権優勝者や空軍教官を経歴に持つパイロットが多数を占める。

2011年から[1]2013年まで休止され[2]、2014年からエンジンとプロペラを統一して再開された。日本では2015年(第2戦・2015年5月16日、17日)、2016年(第3戦・2016年6月4日(予選は中止)、5日)、2017年(第3戦・2017年6月3日、4日)、2018年(第3戦・2018年5月26日、27日)に千葉県千葉市美浜区の幕張海浜公園で開催された[3]。

2019年5月29日、「レッドブルが主催する他の世界選手権と比較して、業界外から十分な興味を引くことができなかった」ことを理由に、同年9月の日本・幕張海浜公園でのレースを最後にシリーズを終了することが発表された
1開催は「トレーニング」「予選」「ラウンド・オブ・14」「ラウンド・オブ・8」「ファイナル4」の5つによって構成されている。各開催の順位に応じてポイントが与えられ、年間を通してもっとも多くのポイントを得たパイロットがチャンピオンとなる。大会は、

トレーニング:予選日の前日に実施。
予選:各選手2回のフライトを行い、速い方のタイムが記録となる。その記録をもとに「ラウンドオブ14」の組み合わせが決定される。
決勝
ラウンドオブ14:予選の記録をもとに1対1の対戦(ヒート)に分け、各選手1回のフライトを行う。各ヒートの勝者7名と敗者の中で最速のタイムを出した1名(「ファステスト・ルーザー」と呼ばれる)の計8名が「ラウンドオブ8」に進出。下位6名(9 - 14位)が脱落、順位確定。
ラウンドオブ8:1対1の対戦(ヒート)に分け、各選手1回のフライトを行う。各ヒートの勝者4名が「ファイナル4」に進出。下位4名(5 - 8位)が脱落、順位確定。
ファイナル4:各選手1回のフライトを行い、最終順位(1 - 4位)が決定。
というスケジュールで行われる。

ポイントは、

優勝:15p
2位:12p
3位:9p
4位:7p
で以下1ポイントずつ減っていき11位以下が0ポイントとなる。

2014年からは上記の方式を「マスタークラス」とし、若手選手発掘・育成のためルールの簡易化と機体を統一した「チャレンジャーカップ」が創設された。

2008年以前は、

予選上位の8選手によるノックアウト・トーナメント形式で争われる。
予選9位以下の選手ももう一度フライトを行い、最もタイムの良い選手にシリーズ・ポイント1ポイントが与えられる。
という方式だった。

各シリーズ
世界各地を転戦するツアーレースであり、ロヴィニやエルジェーベト橋など開催国の著名な観光地をコースに含めることが多い。

レース用の機体は長時間の飛行には向かないため、競技会場付近に空港や飛行場が無い場合、近隣の広い空き地に場外離着陸場とハンガーを設営し専用バックヤードとしている。2015年に千葉で開催された際は、浦安市墓地公園の道路に全長800m、幅20mの臨時滑走路が整備された[5][6]。アスコット競馬場では観客席前の直線コース(約1マイル)から直接離陸しコースに入る。

2016年シリーズ
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ アブダビ(アラブ首長国連邦・アブダビ)- 海上
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ シュピールベルク(オーストリア・シュピールベルク)- 陸上
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ 千葉(日本・千葉県千葉市美浜区)- 海上
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ブダペスト(ハンガリー・ブダペスト)- 河川上
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ アスコット(イギリス・バークシャーアスコット競馬場)- 陸上
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ラウジッツ(ドイツ・ラウジッツ)- 陸上
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ インディアナポリス(アメリカ・インディアナ州インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)- 陸上
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ラスベガス(アメリカ・ネバダ州ラスベガス)- 陸上
過去に行われたレース
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ウィンザー(カナダ・オンタリオ州ウィンザー)
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ サンディエゴ(アメリカ・サンディエゴ)
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ニューヨーク(アメリカ・ニューヨーク)
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ バルセロナ(スペイン・バルセロナ)
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ポルト(ポルトガル・ポルト)
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ロヴィニ(クロアチア・ロヴィニ)- 海上
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ フォートワース(アメリカ・テキサス州フォートワース)-
曲技飛行用の単発プロペラ機を操り、5〜6km(3〜4マイル)のコースに設置された高さ25mのパイロン型風船障害物(エアゲート)を規定の順序と方法で通過、ゴールまでのタイムを競う。

曲芸飛行ではなくタイムトライアル競技ではあるが、小型の機体が高速で動くことから目視しにくいため、コース進入の直前にスモークを焚いたり、尾翼とコクピット内にカメラ(ガーミン製[7])を設置し会場の大型スクリーンで放映するなど、観客や視聴者への配慮がルールで定められている。

レースの合間には開催国の軍の曲技飛行隊による展示飛行、消防航空隊による救助デモなどが開催される他、レッドブル所有機の飛行や民間チームのエアショーが行われる。

予選前に行われるメディア向けのテストフライトは元参加者のマイク・マンゴールド(2007年優勝者)やポール・ボノム(解説者も兼任)が行っている[8][9]。

パイロット
レースへ参戦するには現役の曲芸飛行士が最低条件で、さらにレッドブルが主催するQualification Campへ参加し、Red Bull Air Race委員会が発給する「スーパーライセンス(限定)」を取得すると「Challenger Cup」に参加する「チャレンジャークラス」の選手として登録される。そこから「スーパーライセンス(限定解除)」を取得し成績を残すと「Master Class」に参戦する「マスタークラスの選手」として選ばれる[10]。

パイロットにはパラシュートやハーネスの他、失神を防止するため耐Gスーツ『G-Race Suits』の着用が義務付けられている[11]。コースが海上の場合は膨脹式の救命胴衣も着用する。

参加選手は、マット・ホール(元オーストラリア空軍教官)やフランソワ・ルボット(元フランス空軍教官)ら元空軍パイロットと、室屋義秀、ハンネス・アルヒ、マイケル・グーリアンなど民間出身の曲芸飛行士が多い。なお「曲芸飛行士」には軍の曲技飛行隊に所属する軍人も含まれており、所属先の許可が下りれば参戦が可能である。2016年現在はマルティン・ソンカ(チェコ空軍曲技飛行隊所属)とクリスチャン・ボルトン(チリ空軍曲技飛行隊所属)が個人として参戦している。

専業の曲芸飛行士ではなく、パイロットスクールの教官や旅客機のパイロットを兼業する選手もおり、ポール・ボノムはレースが無い日はブリティッシュ・エアウェイズでボーイング747の機長を務めていた[12]。

高Gがかかる過酷な競技であるが他のモータースポーツと比べ参加選手の年齢は高い傾向にあり、マスタークラスは40代の選手が中心である。2016年現在はピート・マクロード(ガーミン・レーシング)の32歳が最年少参加記録[13]である。

また、レース創設に関わったピーター・ベゼネイは59歳となった2015年シーズンまで現役選手であった[14][15]。

アジアからは2009年に日本人の室屋義秀が初めてエントリーし[2]、マスタークラスに参戦している。また2015年には元マレーシア空軍教官のハリム・オスマンがチャレンジャークラスに参戦した[16]。2017年からはチャレンジャークラスに中国(香港)出身のケニー・チャンが参戦している

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