UEFAチャンピオンズリーグ(英: UEFA Champions League)は、欧州サッカー連盟(UEFA)の主催で毎年9月から翌年の5月にかけて行われる、クラブチームによるサッカーの大陸選手権大会である。CL、UCLとも略記される。1955年にユーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ(European Champion Clubs' Cup、略してEuropean Cup)の名称で始まった。当初は各国リーグの優勝クラブの大会だったが、1990年代に参加クラブ数、資格が拡大された。
概要
欧州クラブシーンにおける最も権威ある国際大会であり[1][2]、決勝のテレビ視聴者は毎年1億人を越える。[3]
1960年から2004年まで、本大会の勝者はインターコンチネンタルカップに参加し、南米大陸のコパ・リベルタドーレス勝者と対戦した。2005年以降は、FIFA主催のクラブワールドカップへの出場権を自動的に得ることになっている[4]。
歴史
本大会は1955年に、フランスのスポーツ誌レキップの記者・編集者だったガブリエル・アノの提案によって開始された[5]。これは、1948年の南米クラブ選手権(南米各国の国内クラブ王者による大会)の大成功に着想を得て企画された[6]。1950年代に行われた親善試合を受けてウルヴァーハンプトン・ワンダラーズが「世界チャンピオン」であるとする英国マスコミによる宣言に対する反応として、アノは全ヨーロッパ大陸のトーナメントを実現するようUEFAを最終的に何とか説得。1955年に第1回大会が開催された。 大会の正式名称は「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ European Champion Clubs' Cup」であったが、大抵の場合単純に「ヨーロピアン・カップ」と呼ばれた[7]。
当初は各国リーグの優勝クラブのみが出場するホーム&アウェーの2試合の合計スコアで争われるノックアウト方式の大会だったが、1990年代に入ると下記のように大会形式が次々と変更されていった。
1991-1992シーズン
4チーム×2のリーグ戦を導入。
1992-1993シーズン
大会名がヨーロッパチャンピオンズリーグに変更。ユニフォームの袖に大会公式ワッペンを付けることが義務づけられた。
1994-1995シーズン
ホーム&アウェーの総当り戦による4チーム×4グループのリーグ戦を導入。UEFAランキング上位8カ国のチームあるいは前回優勝チーム(1993-1994シーズンは、前回王者のオリンピック・マルセイユは不参加)が本大会でのシード権を獲得。それ以下の国のチームは予選を行って勝ち上がったチームが本大会に出場する。
1996-1997シーズン
大会名がヨーロッパチャンピオンズリーグからUEFAチャンピオンズリーグに変更。アンセム、大会公式球の導入。
1997-1998シーズン
従来からの国内リーグ1位のチームに加えて、ランキング上位国の国内リーグ2位のチームにも出場権が認められた。但し、国内リーグ2位のチームは予選で勝ち上がる必要がある。本大会出場チームが16チームから24チームに増加し、グループも4から6に増加した。これに伴い、グループリーグでの決勝トーナメント進出条件が変更され、各グループ1位のチームと2位の中で最も成績の良かった上位2チームが決勝トーナメントに進出する方式に変更された。
1999-2000シーズン
予選方式、本大会方式が大幅に変更された。これはUEFAカップウィナーズカップが廃止されたための変更であるが、1990年代後半から水面下で動いていたスーパーリーグ構想にUEFAが対処しなければならなかったという見方が強い。本大会の出場チームは、24チームから32チームに拡大し、ランキング上位国に与えられる出場枠は予選枠を含めて最大で4チームに増加。グループリーグは従来からの1次リーグに加えて2次リーグが追加導入され、1次リーグ、2次リーグ共に、各グループ上位2チームが通過という条件になった。また、1次リーグで3位に入ったチームは、UEFAカップに回ることになった。しかし、リーグ拡大に伴って試合数も増加し、2次リーグに進出したチームは最低でも12試合を消化しなければならず、さらに決勝戦に進出した場合は合計で17試合も消化しなければならないため、疲労の蓄積や怪我の続出、試合数の増加によるレベルの低下が懸念されたことから、各クラブや選手、監督の間で不満が続出し、後に2003-2004シーズンでの大会システム変更に繋がった。
2003-2004シーズン
本大会の出場チーム数は32チームであるが、過密日程の元凶となっていた2次リーグを廃止して、決勝トーナメント出場チーム数が8チームから16チームに変更されたことで、各クラブや選手、監督の間で不評だった部分が一部解消されている。これにより、グループリーグで消化しなければならない試合数は6試合に減少、決勝戦までに消化する試合数は最大で17試合から13試合に減少しており、試合数の増加に伴う疲労の蓄積と怪我の問題、試合レベルの低下がある程度是正された。
2006-2007シーズン
前年度優勝クラブはグループリーグにシードされる事となった。過去に、2004-05シーズンに優勝したリヴァプールがプレミアリーグではリーグ5位に終わったため、本来ならば2005-2006シーズンはUEFAカップに回る事となるはずだったが、王者としての防衛権の必要性から、2005-2006シーズンは予選からの参加となった。
2009-2010シーズン
予選なしで出場できるチームが16チームから22チームに拡大され(21+前年度優勝クラブ)、出場枠がUEFAランキング上位9カ国から12カ国(前年度優勝枠次第で13カ国)へ、ランキング上位3カ国は上位2チームから3チームへ変更された。予選が国内リーグ優勝チーム予選と国内リーグ上位チーム予選の二つの経路に分かれた。予選が3回戦から4回戦に拡大され、4回戦はプレーオフと命名された。上位チーム予選は3回戦とプレーオフのみとなる。
2012-2013シーズン
カップタイドルールが変更。CLの予選、ELの予選のみに前所属クラブで出場歴がある選手に関して、前所属クラブが本大会に進出していても新たな所属クラブで本大会に登録できるようになった。
スタジアムでのフルカラーLEDリボンを使用したオフィシャルスポンサー表示が認められるようになった。2000年前後からレアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドでは、いち早くからLEDリボンでのスポンサー表示を行っており、他国のクラブでも導入していることに加えて、EURO2012でも既に導入済みで、スタジアムにおけるデジタル化に対応するための措置と思われる。
2015-2016シーズン
前年度UEFAヨーロッパリーグ優勝クラブにも出場権が与えられるようになる(プレーオフから参加。ランキング13位以下の国の優勝クラブの場合は優勝チーム予選プレーオフへ、そうでない場合は上位チーム予選プレーオフへ回る)。これに伴い1ヶ国からの出場クラブ数の上限が4から5に拡大。
2018-2019シーズン
UEFAランキング4位の国の出場枠が3から4に増加。予選なしで出場できるチームが22チームから26チームに拡大され、ランキング上位4カ国の4クラブはいずれも予選なしで出場できるようになった。また前年度ヨーロッパリーグ優勝クラブも予選なしで出場に変更。
カップタイドルール(冬の移籍期間に移籍した選手は、前所属クラブでグループリーグに出場歴のある場合、移籍先のクラブで決勝トーナメントに出場できない)が廃止。
開催方式
出場枠
UEFAに加盟する各国地域内での前年度リーグ戦の上位クラブが参加できる。国別の出場枠およびどのレベルから参加できるかは、UEFAランキングのカントリーランキングで決まる。
(1)UEFAランキング1位〜4位の国の上位4クラブ
(2)UEFAランキング5位〜6位の国の上位3クラブ
(3)UEFAランキング7位〜15位の国の上位2クラブ
(4)UEFAランキング16位以下の国の1位クラブ
(5)前年度UEFAチャンピオンズリーグ優勝クラブ
(6)前年度UEFAヨーロッパリーグ優勝クラブ
ただし1か国から出場できるのは最大5クラブまでである。 従って⑤⑥のクラブがUEFAランキング1位〜4位の同一国から出て、かつ両クラブとも前年度国内リーグの成績が5位以下であった場合、その国の前年度リーグ4位クラブは出場資格を失い、ヨーロッパリーグ出場権を得る事になる。
本大会出場32チームの構成
UEFAランキング1位〜4位の国の上位4クラブ(16)
UEFAランキング5位〜6位の国の上位2クラブ(4)
UEFAランキング7位〜10位の国の1位クラブ(4)
優勝チーム予選を勝ち上がったUEFAランキング11位以下の国の1位クラブ(4)
上位チーム予選を勝ち上がったUEFAランキング5~15位の国の2~3位クラブ(2)
UEFAチャンピオンズリーグ前年度優勝クラブもしくはUEFAランキング11位の国の1位クラブ(1)
UEFAヨーロッパリーグ前年度優勝クラブもしくはUEFAランキング5位の国の3位クラブ(1)
(前年度CL優勝クラブの国内リーグ成績が本大会出場権獲得圏内の場合、UEFAランキング11位の国の優勝クラブが予選を免除され、本大会の出場権を得る。前年度EL優勝クラブの国内リーグ成績が本大会出場権獲得圏内の場合、UEFAランキング5位の国の3位クラブが予選を免除され、本大会の出場権を得る)
予選
予選は優勝チーム予選と上位チーム予選の二つのルートで行われる。1次予選以降は1対1のホーム&アウェー方式で行われる。組み合わせ抽選は、シーズン開幕時に確定したクラブ・ランキングに従ってシード分けした上で行われる。
国内リーグ優勝チーム予選
予備予選
UEFAランキング52~55位の国のリーグ戦優勝クラブ4チームによって1発勝負のトーナメント方式で争われ、勝者1クラブが1次予選進出。敗退したチームは、ELの2次予選に進出する。
1次予選
UEFAランキング18~51位の国のうち、国内にリーグ戦を有さないリヒテンシュタインを除く国のリーグ戦優勝クラブ33チームと予備予選の勝者の合計34クラブによって争われ、勝者17クラブが2次予選進出。敗退したチームは、ELの2次予選に進出する。
2次予選
UEFAランキング15位〜17位の国のリーグ戦優勝クラブ3チームと1次予選の勝者17チームの20チームによって争われ、勝者10チームが3次予選進出。敗退したチームは、ELの3次予選に進出する。
3次予選
UEFAランキング13,14位の国のリーグ戦優勝クラブ2チームと2次予選の勝者10チームの12チームによって争われ、勝者6チームがプレーオフ進出。敗退したチームは、ELのプレーオフに進出する。
プレーオフ
UEFAランキング11,12位の国のリーグ戦優勝クラブ2チームと3次予選の勝者6チームの8チームによって争われ、勝者4チームが本大会グループリーグへ進出。敗退したチームは、ELの本大会グループリーグに回る。
ランキング11位の国の優勝クラブが予選免除になった場合や、CL・EL前年度優勝クラブがランキング11位以下の国の優勝クラブだった場合などは、枠組が変動する。
国内リーグ上位チーム予選
2次予選
UEFAランキング10~15位の国のリーグ戦2位クラブ6チームによって争われ、勝者3チームが3次予選進出。敗退したチームは、ELの3次予選に進出する。
3次予選
UEFAランキング7~9位の国のリーグ戦2位クラブ3チームとUEFAランキング5,6位の国のリーグ戦3位クラブ2チーム、および2次予選の勝者3チームの計8チームによって争われ、勝者4チームがプレーオフ進出。敗退したチームは、ELの本大会グループリーグに進出する。
プレーオフ
3次予選の勝者4チームによって争われ、勝者2チームが本大会グループリーグへ進出。敗退したチームは、ELの本大会グループリーグに進出する。
CL・EL前年度優勝クラブの国内リーグ成績が上記に該当する順位だった場合や、ランキング5位の国の3位クラブが予選免除される場合などは、枠組みが変動する。
本大会の概要
グループリーグは32クラブを4クラブ×8グループに分ける。ホーム・アンド・アウェー方式の2回総当りで争い、各組2位までの16チームが決勝トーナメントに進む。また、グループリーグ3位のチームはELの決勝トーナメントに回る。そのうちの上位4チームは、ELグループリーグの首位とともに、決勝トーナメント1回戦でシードされる。
勝ち点が同じチームが出た場合の順位の付け方は以下の順に順位が付けられる。
該当チーム同士の直接対決における勝点
該当チーム同士の直接対決における総得点
該当チーム同士の直接対決におけるアウェイゴール数
全試合の得失点差
グループリーグにおける総得点
UEFAランキングの上位の国と地域
決勝トーナメントは16クラブによるホーム&アウェー方式によるトーナメントで、2試合の通算得点が同じ場合はアウェーゴールの多い方が勝者となる。それでも勝者が決まらない場合は、2試合目の試合後に前後半15分の延長戦を行う。 延長戦後、得点数が同数であった場合にもアウェーゴールが適用され、アウェークラブが次のラウンドに進出する。 延長戦で両軍とも無得点の場合はPK戦で勝者を決定する。
準々決勝以降は再度組み合わせ抽選を決勝戦開催地(2009-10シーズン以降はスイスのニヨン)にて実施、そこで前年優勝クラブから優勝カップを返還する。
決勝戦は事前にUEFAにより決定された試合地での1試合決着とし、90分で決しない場合は延長戦を行い、さらに決しない場合はPK戦となる。
開催日は概ね火曜日・水曜日。決勝戦は各国内リーグ全日程終了後、5月の最終水曜になることが多かったが、2009-10シーズンから土曜開催になった。
抽選のシステム
グループリーグでは、まず32クラブを8チームずつ4つのポットに分ける。前シーズン優勝チーム及びUEFAカントリーランキングの上位7か国の優勝チームをポット1に、残りの24チームをUEFAクラブ係数に基づいてポット2~4に振り分ける。なお、前シーズン優勝チームが上位7か国の優勝チームである場合は、カントリーランキング8位の優勝チームがポット1に入る。ポット1から1クラブずつ選び8クラブがA-Hの8つのグループの内必ずどれかに入る。その際に同国のクラブが同じグループに入らないように考慮される(カントリープロテクション。特例出場の場合は考慮されない。2005-06の大会では特例で出場したリヴァプールは同じイングランドのチェルシーと同組になっている)。また、グループA-Dを赤色、E-Hを青色とし、同じ国から2クラブ出場する場合はペア、3クラブ出場する場合は2クラブがペア、4クラブ出場する場合は2組のペアとし、ペア同士が同じ色のグループに入らないように抽選する(例えば同じ国からクラブYとクラブZが出場する場合、YがグループA-Dのどれかに入ればZは自動的にグループE-Hのどれかに入ることになる)。これは、1節毎に片方の色のグループから試合をしたら、翌日にはもう片方の色のグループの試合を行い、同国クラブの戦う曜日に原則国内のホームゲームは1クラブにするために行われる。他にも2015-16シーズン以降ウクライナ情勢により、ウクライナとロシアのクラブが同じグループに入らないように考慮されている。 また、抽選後にコンピュータによりグループ内での序列を計算し、同国チームのホームとアウェーが被らないように調整する(序列1はAHAHHA、序列2はHAHAAHとなりH&Aが対になっている。序列3はAHHAHA、序列4はHAAHAHである)。同じ色のグループに同じ国から2クラブ出場の場合は1と2との対、もしくは3と4との対になるように調整し、同じ国内で同じ曜日にホームゲームが行われることはなくなる。ただし例外として2006-07シーズンにロシアからCSKAモスクワとスパルタク・モスクワの2クラブが出場した。ロシアは気温が低いのでグループリーグの最終戦が行なわれる12月にホームゲームを避けるために両クラブとも最終戦をアウェーで戦った(このためホームとアウェーを別々に行なえたのはグループリーグ全6節中2節だけになった)。なお、同じく気温が低く2クラブ出場の可能性があるノルウェーのクラブが2クラブ出場する場合も同様の措置を採ることになっている(2005-06シーズンに可能性があった)。
決勝トーナメント1回戦ではグループリーグ1位のクラブと2位のクラブが当たるように抽選する。その際もカントリープロテクション とウクライナ情勢として同国のクラブ同士に加え同一グループリーグのクラブとも対戦しないのとウクライナとロシアのクラブとは対戦しないように考慮される。抽選はグループリーグ2位の8クラブの玉を入れたポット、1位のクラブについてそれぞれ複数の玉を入れた8つのポット、そして1位のクラブを抽選するための空のポットの計10ポットを用意して行われる。まず2位のチームのポットから1チームを選び、前述の条件により対戦可能なクラブの玉を空のポットに入れて抽選することで組み合わせが決まる。この作業を8カード決まるまで繰り返す。
1回戦が終わると準々決勝・準決勝の組み合わせ抽選が行われる。準々決勝以降はカントリープロテクションもシード分けも考慮されない。従って、同国クラブ同士の対戦と同一グループリーグのクラブとの再戦の可能性が生じる。ポットは勝ち残った8クラブの玉の入れた1つのみ。1つずつ引いて2チームが選ばれる毎に1カードが決まり、4カード全て決まるまで抽選を行う。
なお、2012-13~2017-18シーズンは準々決勝終了後に準決勝の抽選が別途行われた。勝ち残った4クラブの玉の入ったポットと試合順を決めるポットの2つあり、まず準々決勝の時と同様に2チーム選ばれたら1カードが決まり、残りの2チームも実質的に決まるも最後まで抽選を行う。その後最初に決まった対戦カードからの正式な試合順を決める抽選を行い1カードは先に2カードは後から試合を行う。
選手登録のルール
各クラブは、事前に選手のAリストとBリストを提出。Aリストは25名までで、以下の制限がある。
うち2人はGKでなければならない。
8人以上が「自国育成選手」でなければならず、さらにそのうちの4人以上が「クラブ内育成選手」でなければならない
(「自国育成選手」とは「協会域内育成選手」と「クラブ内育成選手」を含めた総称である。「クラブ内育成選手」とは15歳(選手が15歳になるシーズンの始まり)から、21歳(21歳になる季節の終わり)までの間に国籍関係なく、継続するしないにかかわらず、当該のクラブに完全な3シーズン(そのクラブが所属するリーグの開幕戦から最終戦まで)、もしくは36ヶ月在籍した選手を指す。「協会域内育成選手」とは15歳(選手が15歳になるシーズンの始まり)から、21歳(21歳になる季節の終わり)までの間に国籍関係なく、継続するしないにかかわらず、当該のクラブ、または当該のクラブが所属するサッカー協会に属するクラブに完全な3シーズン(そのクラブが所属するリーグの開幕戦から最終戦まで)、もしくは36ヶ月在籍した選手を指す。)
予選では各ラウンド毎に期限までに提出。本大会グループステージに向けて提出したリストは基本的に大会終了まで変更不可だが、年明けの決勝トーナメント開始前の時期に限り3人まで登録選手の入れ替え・追加が可能。
Bリストには、試合前日の24:00(中央ヨーロッパ時間)までに申請すれば、登録資格のある選手を無制限に登録できる。Bリストへの登録資格は、シーズン開幕21年前の年の1月1日以降に生まれた選手で、15歳の誕生日以降、継続して2年以上当該クラブに所属歴がある選手とする。 16歳の選手の場合は、2年以上継続して在籍していれば登録可能とする。
賞金
2016/17シーズンの例[8]。
グループステージでの勝利: €1,500,000
グループステージでの引き分け: €500,000
決勝トーナメント進出: €6,000,000
準々決勝進出: €6,500,000
準決勝進出: €7,500,000
準優勝: €11,000,000
優勝: €15,500,000
これに加えて、「マーケットプール」という各国の広告やテレビ放映権料の割合による加算が行われる。2012/13シーズンの場合、ユヴェントスは上記の賞金の合計2050万ユーロに加え、マーケットプール4481万5000ユーロが加算され6531万5000ユーロとなる。これは優勝したバイエルン・ミュンヘンの賞金3600万ユーロ、マーケットプールの1900万ユーロ、合計5500万ユーロよりも多い[9]。
監督
監督として3度の優勝経験があるのはボブ・ペイズリーとカルロ・アンチェロッティとジネディーヌ・ジダンの3名のみで、2度の優勝経験がある監督は16名いる。複数クラブでの優勝経験がある監督はカルロ・アンチェロッティ(レアル・マドリードとACミラン)、エルンスト・ハッペル(フェイエノールトとハンブルガーSV)、オットマー・ヒッツフェルト(ボルシア・ドルトムントとバイエルン・ミュンヘン)、ジョゼ・モウリーニョ(FCポルトとインテル・ミラノ)、ユップ・ハインケス(レアル・マドリードとバイエルン・ミュンヘン)の5名。選手・監督両方での優勝経験があるのはミゲル・ムニョス、ジョバンニ・トラパットーニ、ヨハン・クライフ、カルロ・アンチェロッティ、フランク・ライカールト、ジョゼップ・グアルディオラ、ジネディーヌ・ジダンの7名[15][16]。
補足
ユニフォーム
大会出場全チームには、右袖に星をイメージした大会公式球をモチーフとしたロゴ(通称:スターボール)がつけられる。前シーズン優勝クラブだけは別で、紺地に公式球、また中央に○○/○○ CHAMPIONS(○○/○○には前シーズンの数字が入る)と書かれたバッジが付けられる。
また、クラブによって、選手は各国リーグ戦で用いているユニフォームとはスポンサーやデザインが異なった欧州カップ戦用ユニフォームを着用することがある。例えばバイエルン・ミュンヘンは、リーグ戦のユニフォームは赤であるが、チャンピオンズリーグでは異なる色がホームユニフォームの色になることがある。
青地に優勝トロフィーと優勝回数が描かれた楕円形のバッジを左袖につけているクラブが存在する。このバッジをつけることができるのは、後述のビッグイヤーの永久保持を認められたチームのみである。
公式試合球
2002-2003年大会以降はアディダスの「フィナーレ」(en:Adidas Finale)が使用されている。公式ロゴの「スターボール」同様に表面に星をデザインした模様がプリントされ、その配色は大会ごとに変えられる。
優勝カップ「ビッグイヤー」
詳細は「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ」を参照
優勝カップはビッグイヤーと呼ばれる。優勝トロフィーの把手の形が大きく耳の形に似ていることからついたものである。
現在のトロフィーは高さ73.5cm、重さ8.5kgである。初代から数えて7代目であり、現在のデザインになってからは6代目である。2015年に製作された。
それまでのトロフィーは小ぶりなものだったが1967年、5連覇を果たしたレアル マドリードにオリジナルのトロフィーが渡されたのをきっかけに、当時のUEFA事務局長ハンス・バンゲルターがデザインを一新することを決めた。現在のデザインはベルンの鋳物職人、ユルグ・シュタデルマンが本体の鋳物作業を行い、彫刻家のフレッド・ベニンガーが仕上げを施して完成させた。製作には340時間掛かった。
3連覇もしくは5回の優勝で永久保持が許される。
永久保持が認められたクラブ:
スペインの旗 レアル・マドリード(優勝13回、5連覇、3連覇)
ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘン(優勝5回、3連覇)
イタリアの旗 ミラン(優勝7回)
イングランドの旗 リヴァプール(優勝6回)
スペインの旗 バルセロナ(優勝5回)
オランダの旗 アヤックス (3連覇)
賛歌
詳細は「UEFAチャンピオンズリーグ・アンセム」を参照
大会がUEFAチャンピオンズリーグに変更された1992年以降はテーマ曲「UEFAチャンピオンズリーグ賛歌(UEFA Champions League Anthem)」が使われている。ヘンデルの「司祭ザドク(Zadok the priest)」のメロディをベースに、イギリス人トニー・ブリテンが作詞とアレンジを加え創り上げた。 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏、アカデミー室内管弦楽団附属の合唱団の合唱をレコーディングしたものが試合開始前や、テレビ中継開始時やハーフタイムのCMに移り変わる時、終了時に流される。
UEFAの公式言語である英語、ドイツ語、フランス語によって、荘厳と熱狂とを併せ持って歌われるサビは、そのシンプルながら美しいメロディとも相まって、これから始まる試合に対する選手やファンの興奮と期待をかき立てるのに一役買っている。
なお、本賛歌のオリジナルバージョンは、二つの短いヴァースとコーラスからなる3分程の曲であるが、商業ベース(CD等)でリリースされたことは今まで無い。試合開始前やテレビ中継において流されるのは、後半の「Ils sont les meilleurs…」以下のコーラス部分をアレンジしたものである。
Ils sont les meilleurs(フランス語:彼らは最高だ)
Sie sind die Besten(ドイツ語:彼らは最高だ)
These are the champions(英語:彼らがチャンピオンだ)
Die Meister(ドイツ語:道を極めし者)
Die Besten(ドイツ語:最高の者)
Les Grandes Equipes(フランス語:偉大なチーム)
The Champions(英語:それがチャンピオン)
オフィシャルスポンサー
ハイネケン(2004-05までは傘下のAmstel〔イタリアではBirra Moretti。なおアムステルビールは2015-2016シーズンからUEFAヨーロッパリーグのスポンサー。〕,Buckler)
ガスプロム
日産自動車
ペプシコ(ペプシ、ペプシMAX、ゲータレード、Lay's、Walkers)
マスターカード(2002年まではEUROCARD)
ソニーインタラクティブエンタテインメント(プレイステーション4、PS VITA)
サンタンデール銀行
エクスペディアグループ(エクスペディア、ホテルズドットコム)
オフィシャルサプライアーパートナー
アディダス(公式試合球)
マクロン(レフェリーウェア)[17]
オフィシャルタイムキーパー
ウブロ
過去のオフィシャルスポンサー
日本ビクター(JVC)
コカ・コーラ
カールスバーグ
オペル
ウルト
富士フイルム
エナジャイザー
Cellier des Dauphins(英語版)
マース インコーポレイテッド(M&M's、スニッカーズ)
ナイキ
コンチネンタルタイヤ
フィリップス
キヤノン
リーボック
マクドナルド
RTLグループ
フェレロ(nutella)
シャープ
ボーダフォン
ソニー(BRAVIA、Cyber-shot、VAIO、WALKMAN、Xperia)
フォード
HTC
ウニクレーディト銀行
ゲーム
2005年から2007年まではエレクトロニック・アーツよりチャンピオンズリーグを題材にしたTVゲームを発売。2009年よりコナミデジタルエンタテインメントと独占契約を結んでおり、コナミは2018年シーズンまでの独占ライセンスを保持し[18]、同社発売のサッカーゲーム「ウイニングイレブン」(海外版はPro Evolution Soccer)シリーズにUEFAチャンピオンズリーグとUEFAヨーロッパリーグ [19]、UEFAスーパーカップ[20]を再現したモードが搭載されていた[18]。2018年からは再びエレクトロニック・アーツと契約を結びFIFA 19よりUEFAチャンピオンズリーグとUEFAヨーロッパリーグ 、UEFAスーパーカップが収録される。
歴代のゲームサプライヤー
優勝チームはトヨタカップの出場権を獲得することもあって、かつては決勝のみ日本テレビで放送されていた。
本格的に放送されるようになったのは、スポーツ・アイ ESPN(J sports 3の前身)で1996-97シーズンより。翌1997-98シーズンよりWOWOWが放映権を獲得した。BSデジタル放送開始から、各節最大4試合生中継(アナログでは2試合生中継、2試合録画中継)、木曜の夜に1試合録画中継したが、それ以外の試合は中断期間まで待つ必要があった。
地上波では、TBSが放映権を獲得。毎節最大2試合放送したが、全国放送ではなく、ローカルセールス枠での扱いであり後番組の時間変更ができなかったため、決勝戦でも延長・PK戦となった場合(2度)は途中で放送を打ち切らざるを得なかった。
WOWOWとの契約最終年だった2003年4月にスカパー!(現・スカパーJSAT)、J SKY SPORTS(現・J SPORTS)、フジテレビの3社が放映権獲得を発表した。
2003-04シーズンより、スカパー!ではパーフェクト・チョイス(現スカチャン)、J SPORTSで毎節8試合以上生中継を行い、決勝トーナメント以降は全試合生中継となった。録画中継となった試合でも最長で24時間以内に放送されている。スカイパーフェクTV!110(現・スカパー!e2)ではJ SPORTSで放送される試合以外視聴できなかったが、2004-05シーズン途中よりスカチャン!110(現・スカチャン)で放送開始。2006-07シーズンからはスカチャン!ハイビジョン(現・スカチャンHD800)、2007-08シーズンからはJ sports 4(ハイビジョン)でハイビジョン放送が開始されている。
2006-07シーズンより、スカパーが単独で放映権を獲得、J SPORTS、フジテレビへはサブライセンスを行う形となった。スカパー!は全試合中継を実施し(予選はプレーオフのみ一部をセレクトして放送。予選リーグは1日に8試合行われるうち、J SPORTSとあわせて6試合程度生中継し、残り試合は録画中継する。決勝リーグは全試合生中継)、J SPORTSとフジテレビは一部をセレクトして放送。
なお、J SPORTSの放送は、2014-15シーズンをもって終了した。
フジテレビでも2017-2018シーズンまではこれまで毎節1試合の放送に加え、決勝戦を全国ネットで試合終了まで中継していた(決勝戦はネットセールス枠扱いであり、試合が延長・PK戦になった場合めざましテレビの放送時間を短縮・ずらしをして行う場合があった)。またマガジンプログラムやダイジェストを関東地区限定で放送[34]。また日本テレビでも2009-10シーズンから2017-2018シーズンまでは、関東地区限定でダイジェスト番組が放送されていた。
2018-19シーズンから、スポーツのライブストリーミングサービスDAZNが、2020-21シーズンまでの3シーズンにおいて、独占放映権を獲得[35]し、マガジンプログラムやハイライトなどのUCL関連番組の配信も含め、予選プレーオフから決勝戦までの全試合を、完全独占でライブ配信することが決定した[36]。
概要
欧州クラブシーンにおける最も権威ある国際大会であり[1][2]、決勝のテレビ視聴者は毎年1億人を越える。[3]
1960年から2004年まで、本大会の勝者はインターコンチネンタルカップに参加し、南米大陸のコパ・リベルタドーレス勝者と対戦した。2005年以降は、FIFA主催のクラブワールドカップへの出場権を自動的に得ることになっている[4]。
歴史
本大会は1955年に、フランスのスポーツ誌レキップの記者・編集者だったガブリエル・アノの提案によって開始された[5]。これは、1948年の南米クラブ選手権(南米各国の国内クラブ王者による大会)の大成功に着想を得て企画された[6]。1950年代に行われた親善試合を受けてウルヴァーハンプトン・ワンダラーズが「世界チャンピオン」であるとする英国マスコミによる宣言に対する反応として、アノは全ヨーロッパ大陸のトーナメントを実現するようUEFAを最終的に何とか説得。1955年に第1回大会が開催された。 大会の正式名称は「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ European Champion Clubs' Cup」であったが、大抵の場合単純に「ヨーロピアン・カップ」と呼ばれた[7]。
当初は各国リーグの優勝クラブのみが出場するホーム&アウェーの2試合の合計スコアで争われるノックアウト方式の大会だったが、1990年代に入ると下記のように大会形式が次々と変更されていった。
1991-1992シーズン
4チーム×2のリーグ戦を導入。
1992-1993シーズン
大会名がヨーロッパチャンピオンズリーグに変更。ユニフォームの袖に大会公式ワッペンを付けることが義務づけられた。
1994-1995シーズン
ホーム&アウェーの総当り戦による4チーム×4グループのリーグ戦を導入。UEFAランキング上位8カ国のチームあるいは前回優勝チーム(1993-1994シーズンは、前回王者のオリンピック・マルセイユは不参加)が本大会でのシード権を獲得。それ以下の国のチームは予選を行って勝ち上がったチームが本大会に出場する。
1996-1997シーズン
大会名がヨーロッパチャンピオンズリーグからUEFAチャンピオンズリーグに変更。アンセム、大会公式球の導入。
1997-1998シーズン
従来からの国内リーグ1位のチームに加えて、ランキング上位国の国内リーグ2位のチームにも出場権が認められた。但し、国内リーグ2位のチームは予選で勝ち上がる必要がある。本大会出場チームが16チームから24チームに増加し、グループも4から6に増加した。これに伴い、グループリーグでの決勝トーナメント進出条件が変更され、各グループ1位のチームと2位の中で最も成績の良かった上位2チームが決勝トーナメントに進出する方式に変更された。
1999-2000シーズン
予選方式、本大会方式が大幅に変更された。これはUEFAカップウィナーズカップが廃止されたための変更であるが、1990年代後半から水面下で動いていたスーパーリーグ構想にUEFAが対処しなければならなかったという見方が強い。本大会の出場チームは、24チームから32チームに拡大し、ランキング上位国に与えられる出場枠は予選枠を含めて最大で4チームに増加。グループリーグは従来からの1次リーグに加えて2次リーグが追加導入され、1次リーグ、2次リーグ共に、各グループ上位2チームが通過という条件になった。また、1次リーグで3位に入ったチームは、UEFAカップに回ることになった。しかし、リーグ拡大に伴って試合数も増加し、2次リーグに進出したチームは最低でも12試合を消化しなければならず、さらに決勝戦に進出した場合は合計で17試合も消化しなければならないため、疲労の蓄積や怪我の続出、試合数の増加によるレベルの低下が懸念されたことから、各クラブや選手、監督の間で不満が続出し、後に2003-2004シーズンでの大会システム変更に繋がった。
2003-2004シーズン
本大会の出場チーム数は32チームであるが、過密日程の元凶となっていた2次リーグを廃止して、決勝トーナメント出場チーム数が8チームから16チームに変更されたことで、各クラブや選手、監督の間で不評だった部分が一部解消されている。これにより、グループリーグで消化しなければならない試合数は6試合に減少、決勝戦までに消化する試合数は最大で17試合から13試合に減少しており、試合数の増加に伴う疲労の蓄積と怪我の問題、試合レベルの低下がある程度是正された。
2006-2007シーズン
前年度優勝クラブはグループリーグにシードされる事となった。過去に、2004-05シーズンに優勝したリヴァプールがプレミアリーグではリーグ5位に終わったため、本来ならば2005-2006シーズンはUEFAカップに回る事となるはずだったが、王者としての防衛権の必要性から、2005-2006シーズンは予選からの参加となった。
2009-2010シーズン
予選なしで出場できるチームが16チームから22チームに拡大され(21+前年度優勝クラブ)、出場枠がUEFAランキング上位9カ国から12カ国(前年度優勝枠次第で13カ国)へ、ランキング上位3カ国は上位2チームから3チームへ変更された。予選が国内リーグ優勝チーム予選と国内リーグ上位チーム予選の二つの経路に分かれた。予選が3回戦から4回戦に拡大され、4回戦はプレーオフと命名された。上位チーム予選は3回戦とプレーオフのみとなる。
2012-2013シーズン
カップタイドルールが変更。CLの予選、ELの予選のみに前所属クラブで出場歴がある選手に関して、前所属クラブが本大会に進出していても新たな所属クラブで本大会に登録できるようになった。
スタジアムでのフルカラーLEDリボンを使用したオフィシャルスポンサー表示が認められるようになった。2000年前後からレアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドでは、いち早くからLEDリボンでのスポンサー表示を行っており、他国のクラブでも導入していることに加えて、EURO2012でも既に導入済みで、スタジアムにおけるデジタル化に対応するための措置と思われる。
2015-2016シーズン
前年度UEFAヨーロッパリーグ優勝クラブにも出場権が与えられるようになる(プレーオフから参加。ランキング13位以下の国の優勝クラブの場合は優勝チーム予選プレーオフへ、そうでない場合は上位チーム予選プレーオフへ回る)。これに伴い1ヶ国からの出場クラブ数の上限が4から5に拡大。
2018-2019シーズン
UEFAランキング4位の国の出場枠が3から4に増加。予選なしで出場できるチームが22チームから26チームに拡大され、ランキング上位4カ国の4クラブはいずれも予選なしで出場できるようになった。また前年度ヨーロッパリーグ優勝クラブも予選なしで出場に変更。
カップタイドルール(冬の移籍期間に移籍した選手は、前所属クラブでグループリーグに出場歴のある場合、移籍先のクラブで決勝トーナメントに出場できない)が廃止。
開催方式
出場枠
UEFAに加盟する各国地域内での前年度リーグ戦の上位クラブが参加できる。国別の出場枠およびどのレベルから参加できるかは、UEFAランキングのカントリーランキングで決まる。
(1)UEFAランキング1位〜4位の国の上位4クラブ
(2)UEFAランキング5位〜6位の国の上位3クラブ
(3)UEFAランキング7位〜15位の国の上位2クラブ
(4)UEFAランキング16位以下の国の1位クラブ
(5)前年度UEFAチャンピオンズリーグ優勝クラブ
(6)前年度UEFAヨーロッパリーグ優勝クラブ
ただし1か国から出場できるのは最大5クラブまでである。 従って⑤⑥のクラブがUEFAランキング1位〜4位の同一国から出て、かつ両クラブとも前年度国内リーグの成績が5位以下であった場合、その国の前年度リーグ4位クラブは出場資格を失い、ヨーロッパリーグ出場権を得る事になる。
本大会出場32チームの構成
UEFAランキング1位〜4位の国の上位4クラブ(16)
UEFAランキング5位〜6位の国の上位2クラブ(4)
UEFAランキング7位〜10位の国の1位クラブ(4)
優勝チーム予選を勝ち上がったUEFAランキング11位以下の国の1位クラブ(4)
上位チーム予選を勝ち上がったUEFAランキング5~15位の国の2~3位クラブ(2)
UEFAチャンピオンズリーグ前年度優勝クラブもしくはUEFAランキング11位の国の1位クラブ(1)
UEFAヨーロッパリーグ前年度優勝クラブもしくはUEFAランキング5位の国の3位クラブ(1)
(前年度CL優勝クラブの国内リーグ成績が本大会出場権獲得圏内の場合、UEFAランキング11位の国の優勝クラブが予選を免除され、本大会の出場権を得る。前年度EL優勝クラブの国内リーグ成績が本大会出場権獲得圏内の場合、UEFAランキング5位の国の3位クラブが予選を免除され、本大会の出場権を得る)
予選
予選は優勝チーム予選と上位チーム予選の二つのルートで行われる。1次予選以降は1対1のホーム&アウェー方式で行われる。組み合わせ抽選は、シーズン開幕時に確定したクラブ・ランキングに従ってシード分けした上で行われる。
国内リーグ優勝チーム予選
予備予選
UEFAランキング52~55位の国のリーグ戦優勝クラブ4チームによって1発勝負のトーナメント方式で争われ、勝者1クラブが1次予選進出。敗退したチームは、ELの2次予選に進出する。
1次予選
UEFAランキング18~51位の国のうち、国内にリーグ戦を有さないリヒテンシュタインを除く国のリーグ戦優勝クラブ33チームと予備予選の勝者の合計34クラブによって争われ、勝者17クラブが2次予選進出。敗退したチームは、ELの2次予選に進出する。
2次予選
UEFAランキング15位〜17位の国のリーグ戦優勝クラブ3チームと1次予選の勝者17チームの20チームによって争われ、勝者10チームが3次予選進出。敗退したチームは、ELの3次予選に進出する。
3次予選
UEFAランキング13,14位の国のリーグ戦優勝クラブ2チームと2次予選の勝者10チームの12チームによって争われ、勝者6チームがプレーオフ進出。敗退したチームは、ELのプレーオフに進出する。
プレーオフ
UEFAランキング11,12位の国のリーグ戦優勝クラブ2チームと3次予選の勝者6チームの8チームによって争われ、勝者4チームが本大会グループリーグへ進出。敗退したチームは、ELの本大会グループリーグに回る。
ランキング11位の国の優勝クラブが予選免除になった場合や、CL・EL前年度優勝クラブがランキング11位以下の国の優勝クラブだった場合などは、枠組が変動する。
国内リーグ上位チーム予選
2次予選
UEFAランキング10~15位の国のリーグ戦2位クラブ6チームによって争われ、勝者3チームが3次予選進出。敗退したチームは、ELの3次予選に進出する。
3次予選
UEFAランキング7~9位の国のリーグ戦2位クラブ3チームとUEFAランキング5,6位の国のリーグ戦3位クラブ2チーム、および2次予選の勝者3チームの計8チームによって争われ、勝者4チームがプレーオフ進出。敗退したチームは、ELの本大会グループリーグに進出する。
プレーオフ
3次予選の勝者4チームによって争われ、勝者2チームが本大会グループリーグへ進出。敗退したチームは、ELの本大会グループリーグに進出する。
CL・EL前年度優勝クラブの国内リーグ成績が上記に該当する順位だった場合や、ランキング5位の国の3位クラブが予選免除される場合などは、枠組みが変動する。
本大会の概要
グループリーグは32クラブを4クラブ×8グループに分ける。ホーム・アンド・アウェー方式の2回総当りで争い、各組2位までの16チームが決勝トーナメントに進む。また、グループリーグ3位のチームはELの決勝トーナメントに回る。そのうちの上位4チームは、ELグループリーグの首位とともに、決勝トーナメント1回戦でシードされる。
勝ち点が同じチームが出た場合の順位の付け方は以下の順に順位が付けられる。
該当チーム同士の直接対決における勝点
該当チーム同士の直接対決における総得点
該当チーム同士の直接対決におけるアウェイゴール数
全試合の得失点差
グループリーグにおける総得点
UEFAランキングの上位の国と地域
決勝トーナメントは16クラブによるホーム&アウェー方式によるトーナメントで、2試合の通算得点が同じ場合はアウェーゴールの多い方が勝者となる。それでも勝者が決まらない場合は、2試合目の試合後に前後半15分の延長戦を行う。 延長戦後、得点数が同数であった場合にもアウェーゴールが適用され、アウェークラブが次のラウンドに進出する。 延長戦で両軍とも無得点の場合はPK戦で勝者を決定する。
準々決勝以降は再度組み合わせ抽選を決勝戦開催地(2009-10シーズン以降はスイスのニヨン)にて実施、そこで前年優勝クラブから優勝カップを返還する。
決勝戦は事前にUEFAにより決定された試合地での1試合決着とし、90分で決しない場合は延長戦を行い、さらに決しない場合はPK戦となる。
開催日は概ね火曜日・水曜日。決勝戦は各国内リーグ全日程終了後、5月の最終水曜になることが多かったが、2009-10シーズンから土曜開催になった。
抽選のシステム
グループリーグでは、まず32クラブを8チームずつ4つのポットに分ける。前シーズン優勝チーム及びUEFAカントリーランキングの上位7か国の優勝チームをポット1に、残りの24チームをUEFAクラブ係数に基づいてポット2~4に振り分ける。なお、前シーズン優勝チームが上位7か国の優勝チームである場合は、カントリーランキング8位の優勝チームがポット1に入る。ポット1から1クラブずつ選び8クラブがA-Hの8つのグループの内必ずどれかに入る。その際に同国のクラブが同じグループに入らないように考慮される(カントリープロテクション。特例出場の場合は考慮されない。2005-06の大会では特例で出場したリヴァプールは同じイングランドのチェルシーと同組になっている)。また、グループA-Dを赤色、E-Hを青色とし、同じ国から2クラブ出場する場合はペア、3クラブ出場する場合は2クラブがペア、4クラブ出場する場合は2組のペアとし、ペア同士が同じ色のグループに入らないように抽選する(例えば同じ国からクラブYとクラブZが出場する場合、YがグループA-Dのどれかに入ればZは自動的にグループE-Hのどれかに入ることになる)。これは、1節毎に片方の色のグループから試合をしたら、翌日にはもう片方の色のグループの試合を行い、同国クラブの戦う曜日に原則国内のホームゲームは1クラブにするために行われる。他にも2015-16シーズン以降ウクライナ情勢により、ウクライナとロシアのクラブが同じグループに入らないように考慮されている。 また、抽選後にコンピュータによりグループ内での序列を計算し、同国チームのホームとアウェーが被らないように調整する(序列1はAHAHHA、序列2はHAHAAHとなりH&Aが対になっている。序列3はAHHAHA、序列4はHAAHAHである)。同じ色のグループに同じ国から2クラブ出場の場合は1と2との対、もしくは3と4との対になるように調整し、同じ国内で同じ曜日にホームゲームが行われることはなくなる。ただし例外として2006-07シーズンにロシアからCSKAモスクワとスパルタク・モスクワの2クラブが出場した。ロシアは気温が低いのでグループリーグの最終戦が行なわれる12月にホームゲームを避けるために両クラブとも最終戦をアウェーで戦った(このためホームとアウェーを別々に行なえたのはグループリーグ全6節中2節だけになった)。なお、同じく気温が低く2クラブ出場の可能性があるノルウェーのクラブが2クラブ出場する場合も同様の措置を採ることになっている(2005-06シーズンに可能性があった)。
決勝トーナメント1回戦ではグループリーグ1位のクラブと2位のクラブが当たるように抽選する。その際もカントリープロテクション とウクライナ情勢として同国のクラブ同士に加え同一グループリーグのクラブとも対戦しないのとウクライナとロシアのクラブとは対戦しないように考慮される。抽選はグループリーグ2位の8クラブの玉を入れたポット、1位のクラブについてそれぞれ複数の玉を入れた8つのポット、そして1位のクラブを抽選するための空のポットの計10ポットを用意して行われる。まず2位のチームのポットから1チームを選び、前述の条件により対戦可能なクラブの玉を空のポットに入れて抽選することで組み合わせが決まる。この作業を8カード決まるまで繰り返す。
1回戦が終わると準々決勝・準決勝の組み合わせ抽選が行われる。準々決勝以降はカントリープロテクションもシード分けも考慮されない。従って、同国クラブ同士の対戦と同一グループリーグのクラブとの再戦の可能性が生じる。ポットは勝ち残った8クラブの玉の入れた1つのみ。1つずつ引いて2チームが選ばれる毎に1カードが決まり、4カード全て決まるまで抽選を行う。
なお、2012-13~2017-18シーズンは準々決勝終了後に準決勝の抽選が別途行われた。勝ち残った4クラブの玉の入ったポットと試合順を決めるポットの2つあり、まず準々決勝の時と同様に2チーム選ばれたら1カードが決まり、残りの2チームも実質的に決まるも最後まで抽選を行う。その後最初に決まった対戦カードからの正式な試合順を決める抽選を行い1カードは先に2カードは後から試合を行う。
選手登録のルール
各クラブは、事前に選手のAリストとBリストを提出。Aリストは25名までで、以下の制限がある。
うち2人はGKでなければならない。
8人以上が「自国育成選手」でなければならず、さらにそのうちの4人以上が「クラブ内育成選手」でなければならない
(「自国育成選手」とは「協会域内育成選手」と「クラブ内育成選手」を含めた総称である。「クラブ内育成選手」とは15歳(選手が15歳になるシーズンの始まり)から、21歳(21歳になる季節の終わり)までの間に国籍関係なく、継続するしないにかかわらず、当該のクラブに完全な3シーズン(そのクラブが所属するリーグの開幕戦から最終戦まで)、もしくは36ヶ月在籍した選手を指す。「協会域内育成選手」とは15歳(選手が15歳になるシーズンの始まり)から、21歳(21歳になる季節の終わり)までの間に国籍関係なく、継続するしないにかかわらず、当該のクラブ、または当該のクラブが所属するサッカー協会に属するクラブに完全な3シーズン(そのクラブが所属するリーグの開幕戦から最終戦まで)、もしくは36ヶ月在籍した選手を指す。)
予選では各ラウンド毎に期限までに提出。本大会グループステージに向けて提出したリストは基本的に大会終了まで変更不可だが、年明けの決勝トーナメント開始前の時期に限り3人まで登録選手の入れ替え・追加が可能。
Bリストには、試合前日の24:00(中央ヨーロッパ時間)までに申請すれば、登録資格のある選手を無制限に登録できる。Bリストへの登録資格は、シーズン開幕21年前の年の1月1日以降に生まれた選手で、15歳の誕生日以降、継続して2年以上当該クラブに所属歴がある選手とする。 16歳の選手の場合は、2年以上継続して在籍していれば登録可能とする。
賞金
2016/17シーズンの例[8]。
グループステージでの勝利: €1,500,000
グループステージでの引き分け: €500,000
決勝トーナメント進出: €6,000,000
準々決勝進出: €6,500,000
準決勝進出: €7,500,000
準優勝: €11,000,000
優勝: €15,500,000
これに加えて、「マーケットプール」という各国の広告やテレビ放映権料の割合による加算が行われる。2012/13シーズンの場合、ユヴェントスは上記の賞金の合計2050万ユーロに加え、マーケットプール4481万5000ユーロが加算され6531万5000ユーロとなる。これは優勝したバイエルン・ミュンヘンの賞金3600万ユーロ、マーケットプールの1900万ユーロ、合計5500万ユーロよりも多い[9]。
監督
監督として3度の優勝経験があるのはボブ・ペイズリーとカルロ・アンチェロッティとジネディーヌ・ジダンの3名のみで、2度の優勝経験がある監督は16名いる。複数クラブでの優勝経験がある監督はカルロ・アンチェロッティ(レアル・マドリードとACミラン)、エルンスト・ハッペル(フェイエノールトとハンブルガーSV)、オットマー・ヒッツフェルト(ボルシア・ドルトムントとバイエルン・ミュンヘン)、ジョゼ・モウリーニョ(FCポルトとインテル・ミラノ)、ユップ・ハインケス(レアル・マドリードとバイエルン・ミュンヘン)の5名。選手・監督両方での優勝経験があるのはミゲル・ムニョス、ジョバンニ・トラパットーニ、ヨハン・クライフ、カルロ・アンチェロッティ、フランク・ライカールト、ジョゼップ・グアルディオラ、ジネディーヌ・ジダンの7名[15][16]。
補足
ユニフォーム
大会出場全チームには、右袖に星をイメージした大会公式球をモチーフとしたロゴ(通称:スターボール)がつけられる。前シーズン優勝クラブだけは別で、紺地に公式球、また中央に○○/○○ CHAMPIONS(○○/○○には前シーズンの数字が入る)と書かれたバッジが付けられる。
また、クラブによって、選手は各国リーグ戦で用いているユニフォームとはスポンサーやデザインが異なった欧州カップ戦用ユニフォームを着用することがある。例えばバイエルン・ミュンヘンは、リーグ戦のユニフォームは赤であるが、チャンピオンズリーグでは異なる色がホームユニフォームの色になることがある。
青地に優勝トロフィーと優勝回数が描かれた楕円形のバッジを左袖につけているクラブが存在する。このバッジをつけることができるのは、後述のビッグイヤーの永久保持を認められたチームのみである。
公式試合球
2002-2003年大会以降はアディダスの「フィナーレ」(en:Adidas Finale)が使用されている。公式ロゴの「スターボール」同様に表面に星をデザインした模様がプリントされ、その配色は大会ごとに変えられる。
優勝カップ「ビッグイヤー」
詳細は「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ」を参照
優勝カップはビッグイヤーと呼ばれる。優勝トロフィーの把手の形が大きく耳の形に似ていることからついたものである。
現在のトロフィーは高さ73.5cm、重さ8.5kgである。初代から数えて7代目であり、現在のデザインになってからは6代目である。2015年に製作された。
それまでのトロフィーは小ぶりなものだったが1967年、5連覇を果たしたレアル マドリードにオリジナルのトロフィーが渡されたのをきっかけに、当時のUEFA事務局長ハンス・バンゲルターがデザインを一新することを決めた。現在のデザインはベルンの鋳物職人、ユルグ・シュタデルマンが本体の鋳物作業を行い、彫刻家のフレッド・ベニンガーが仕上げを施して完成させた。製作には340時間掛かった。
3連覇もしくは5回の優勝で永久保持が許される。
永久保持が認められたクラブ:
スペインの旗 レアル・マドリード(優勝13回、5連覇、3連覇)
ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘン(優勝5回、3連覇)
イタリアの旗 ミラン(優勝7回)
イングランドの旗 リヴァプール(優勝6回)
スペインの旗 バルセロナ(優勝5回)
オランダの旗 アヤックス (3連覇)
賛歌
詳細は「UEFAチャンピオンズリーグ・アンセム」を参照
大会がUEFAチャンピオンズリーグに変更された1992年以降はテーマ曲「UEFAチャンピオンズリーグ賛歌(UEFA Champions League Anthem)」が使われている。ヘンデルの「司祭ザドク(Zadok the priest)」のメロディをベースに、イギリス人トニー・ブリテンが作詞とアレンジを加え創り上げた。 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏、アカデミー室内管弦楽団附属の合唱団の合唱をレコーディングしたものが試合開始前や、テレビ中継開始時やハーフタイムのCMに移り変わる時、終了時に流される。
UEFAの公式言語である英語、ドイツ語、フランス語によって、荘厳と熱狂とを併せ持って歌われるサビは、そのシンプルながら美しいメロディとも相まって、これから始まる試合に対する選手やファンの興奮と期待をかき立てるのに一役買っている。
なお、本賛歌のオリジナルバージョンは、二つの短いヴァースとコーラスからなる3分程の曲であるが、商業ベース(CD等)でリリースされたことは今まで無い。試合開始前やテレビ中継において流されるのは、後半の「Ils sont les meilleurs…」以下のコーラス部分をアレンジしたものである。
Ils sont les meilleurs(フランス語:彼らは最高だ)
Sie sind die Besten(ドイツ語:彼らは最高だ)
These are the champions(英語:彼らがチャンピオンだ)
Die Meister(ドイツ語:道を極めし者)
Die Besten(ドイツ語:最高の者)
Les Grandes Equipes(フランス語:偉大なチーム)
The Champions(英語:それがチャンピオン)
オフィシャルスポンサー
ハイネケン(2004-05までは傘下のAmstel〔イタリアではBirra Moretti。なおアムステルビールは2015-2016シーズンからUEFAヨーロッパリーグのスポンサー。〕,Buckler)
ガスプロム
日産自動車
ペプシコ(ペプシ、ペプシMAX、ゲータレード、Lay's、Walkers)
マスターカード(2002年まではEUROCARD)
ソニーインタラクティブエンタテインメント(プレイステーション4、PS VITA)
サンタンデール銀行
エクスペディアグループ(エクスペディア、ホテルズドットコム)
オフィシャルサプライアーパートナー
アディダス(公式試合球)
マクロン(レフェリーウェア)[17]
オフィシャルタイムキーパー
ウブロ
過去のオフィシャルスポンサー
日本ビクター(JVC)
コカ・コーラ
カールスバーグ
オペル
ウルト
富士フイルム
エナジャイザー
Cellier des Dauphins(英語版)
マース インコーポレイテッド(M&M's、スニッカーズ)
ナイキ
コンチネンタルタイヤ
フィリップス
キヤノン
リーボック
マクドナルド
RTLグループ
フェレロ(nutella)
シャープ
ボーダフォン
ソニー(BRAVIA、Cyber-shot、VAIO、WALKMAN、Xperia)
フォード
HTC
ウニクレーディト銀行
ゲーム
2005年から2007年まではエレクトロニック・アーツよりチャンピオンズリーグを題材にしたTVゲームを発売。2009年よりコナミデジタルエンタテインメントと独占契約を結んでおり、コナミは2018年シーズンまでの独占ライセンスを保持し[18]、同社発売のサッカーゲーム「ウイニングイレブン」(海外版はPro Evolution Soccer)シリーズにUEFAチャンピオンズリーグとUEFAヨーロッパリーグ [19]、UEFAスーパーカップ[20]を再現したモードが搭載されていた[18]。2018年からは再びエレクトロニック・アーツと契約を結びFIFA 19よりUEFAチャンピオンズリーグとUEFAヨーロッパリーグ 、UEFAスーパーカップが収録される。
歴代のゲームサプライヤー
優勝チームはトヨタカップの出場権を獲得することもあって、かつては決勝のみ日本テレビで放送されていた。
本格的に放送されるようになったのは、スポーツ・アイ ESPN(J sports 3の前身)で1996-97シーズンより。翌1997-98シーズンよりWOWOWが放映権を獲得した。BSデジタル放送開始から、各節最大4試合生中継(アナログでは2試合生中継、2試合録画中継)、木曜の夜に1試合録画中継したが、それ以外の試合は中断期間まで待つ必要があった。
地上波では、TBSが放映権を獲得。毎節最大2試合放送したが、全国放送ではなく、ローカルセールス枠での扱いであり後番組の時間変更ができなかったため、決勝戦でも延長・PK戦となった場合(2度)は途中で放送を打ち切らざるを得なかった。
WOWOWとの契約最終年だった2003年4月にスカパー!(現・スカパーJSAT)、J SKY SPORTS(現・J SPORTS)、フジテレビの3社が放映権獲得を発表した。
2003-04シーズンより、スカパー!ではパーフェクト・チョイス(現スカチャン)、J SPORTSで毎節8試合以上生中継を行い、決勝トーナメント以降は全試合生中継となった。録画中継となった試合でも最長で24時間以内に放送されている。スカイパーフェクTV!110(現・スカパー!e2)ではJ SPORTSで放送される試合以外視聴できなかったが、2004-05シーズン途中よりスカチャン!110(現・スカチャン)で放送開始。2006-07シーズンからはスカチャン!ハイビジョン(現・スカチャンHD800)、2007-08シーズンからはJ sports 4(ハイビジョン)でハイビジョン放送が開始されている。
2006-07シーズンより、スカパーが単独で放映権を獲得、J SPORTS、フジテレビへはサブライセンスを行う形となった。スカパー!は全試合中継を実施し(予選はプレーオフのみ一部をセレクトして放送。予選リーグは1日に8試合行われるうち、J SPORTSとあわせて6試合程度生中継し、残り試合は録画中継する。決勝リーグは全試合生中継)、J SPORTSとフジテレビは一部をセレクトして放送。
なお、J SPORTSの放送は、2014-15シーズンをもって終了した。
フジテレビでも2017-2018シーズンまではこれまで毎節1試合の放送に加え、決勝戦を全国ネットで試合終了まで中継していた(決勝戦はネットセールス枠扱いであり、試合が延長・PK戦になった場合めざましテレビの放送時間を短縮・ずらしをして行う場合があった)。またマガジンプログラムやダイジェストを関東地区限定で放送[34]。また日本テレビでも2009-10シーズンから2017-2018シーズンまでは、関東地区限定でダイジェスト番組が放送されていた。
2018-19シーズンから、スポーツのライブストリーミングサービスDAZNが、2020-21シーズンまでの3シーズンにおいて、独占放映権を獲得[35]し、マガジンプログラムやハイライトなどのUCL関連番組の配信も含め、予選プレーオフから決勝戦までの全試合を、完全独占でライブ配信することが決定した[36]。
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